とある個人事業主の雑記ブログ

個別指導の塾を2017年2月に開校。失敗を繰り返しながらなんとか形になってきました。日本の教育、個人事業、今までの経験について色々と語ります。

ニートはどうやって生産されるのか?

ニートについて書こうと思ったのは、
自分の兄がニートだからという理由です。

なぜ彼がニートになってしまったのか。
ということについて語っていきたい。

まずは彼の経歴について
・高校卒業後、某大手の自動車工場に勤務
・約10年勤務した後、退社
・某士業の資格を取得するも活かせずに挫折
・現在8年くらいニート生活

上記のことを踏まえて一つずつ考察していく。
第1に、それなりに稼いできたというプライドが捨てられないこと。
推定だけど、年収600万くらいはあったと思うので、今さら年収300万くらいの求人に応募しようとは思わないのだろう。年収600万の価値があるのはその会社で働いていた彼であって、彼自身にその価値があるわけではない。

第2に、世間を知らなさすぎたこと。
一つの会社に長く勤めることは立派なことだが、
会社で得た常識はその会社の中でしか通用しないことは多い。いまさら、大企業で働けるわけがないのだから、中小企業の知識、常識を新たに得ることが必要なのである。

第3に、お金を稼がなくても生きていけること。
現在、兄は親の家に住んでいて、
働かなくても生きていける状態にある。
恐らく、これが一番の原因。
ニート2年目くらいで家から追い出しておけば、
彼が今の状態でいることはなかっただろう。
結局、親が甘いということに尽きる。

第4に、ネットゲームにのめり込んでいること。
ネトゲのことはよくわからないが、どうやら彼はそこで神のようだ。ゲーム内とリアルのスペックが反比例している典型だろう。そこまでゲームが好きなら、ゲーム実況でもやればいいのに。ニート×ゲーム実況って最強だと思う。

第5に、今までの大きな失敗をしてこなかったこと。
親も同じような考えなのだが、失敗をすることを悪いことと思っているらしい。失敗は決して悪いことではない。上手くいかない方法を発見できたのだから、むしろ成功である。

私も人を雇う立場だが、8年間も仕事をしてない人を雇う気にはならない。
どんな理由があれ、自己責任なので、今後泣きついてきても助ける気は毛頭ない。